業界分析、企業分析ってなんのため?

なぜ大切なのか。

以前の記事で、就活2つ目のステップとして紹介した「相手を知る」。

業界分析、企業分析はまさしくこのステップのことです。

 

先に言っておきます。

多分、このステップは人によってめちゃくちゃ時間がかかります。

というか、かけた方が納得感を持って就職活動をできると思います。

どういうことでしょうか。

 

突然ですが、あなたの好きな食べ物をひとつ思い浮かべてください。

 

 

 

思い浮かびましたか?

 

例えば、ここでは好きな食べ物がカレーライスだったとしましょう。

なぜ、あなたはカレーライスを選ぶことができたのでしょうか。

 

それは、あなたがこれまでの人生でいろんなものを食べてきたからです。

食べてきて、味を知っている選択肢の中から、選び出した結果です。

 

ところが、あなたの第一志望の企業は?と聞くと、なかなか答えるのが難しい。

なぜか。それは、単純に「知らない」からです。

 

知っているものからしか選ぶことができない

当たり前のことですが、私たちは自分の知っている選択肢の中でしか選択できません。

カレーライスを選択できたのは

 

食べ物には主食、副菜、汁物などのカテゴリがまず存在していて、

さらに主食には、ご飯ものとか麺類などのカテゴリ分け存在します。

これらをわかっていたからです。

就活でいうなら業界分析です。

 

あなたは主食のカテゴリからご飯ものというカテゴリを選びました。

そしてその中で、カツ丼やリゾットなどと比較し、カレーライスを選択したのです。

これらの味、違いを理解しているからこそ、選べたのです。

就活でいうなら企業分析です。

 

また選ぶときに、

おなかがいっぱいになれるものがいいとか、

スパイスの効いた味付けがいいとか、

野菜もいっぺんにとれるものがいいとか、

そんなことを考えていたなら、

それがまさに軸というやつです。

 

しかし業界のこと、企業のことを多くの人はよくわかっていません。

これでは、選べないのは当然なのです。

 

たくさん食べてみる

解決策はひとつ。

たくさん食べて確かめることです。

 

ネットや本、雑誌など手軽に得られる情報も多くあります。

しかし、より深く知ろうと思うと、実際に人にあったり、インターンに参加したりする必要が出てきます。これは労力と時間を要することなのです。

 

まずは俯瞰し、どんな業界が世の中にあるのか考えてみましょう。

興味のある業界が見つかったら、それを構成する企業をより深く調べてみましょう。

 

自己分析の記事でも書きましたが、ここでも目的意識は忘れないようにしましょう。

選ぶために知るのです。

興味のない業界を延々と調べても、あまり効率的ではないでしょう。

 

本当にその会社でいいの?

私が就活を早めに始めてよかったと思う大きな理由の一つは、とりあえず自分の決断に納得できていることです。

まあ、もちろん実際に働いてみないと、本当のところはわかんないんですけど。

 

とはいえやっぱり、就活を終えてからカレーライスに出会ったら、きっと後悔するはずです。

そうならないためにも、少し時間はかかるけど、色々食べてみるのがいいんじゃないかな、というのが、私個人としての考えです。

 

↓ざっと業界を知るのにいいかもしれない本 

「会社四季報」業界地図 2018年版
 

 

↓それぞれの業界理解につながりそうな本

図解入門業界研究 最新広告業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]

図解入門業界研究 最新広告業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]

 

 

 

 

 

 

 などなど。