選考対策 ES編②

ESで何を見られているのか

前編の投稿から時間が経ってしまいましたすみません。

さて、続きを投稿していきます。

 

ESでは何を見られているのでしょうか。

 

私が思う、ESで見られていること。それは、

①どんな人物なのか。

PDCAサイクルを回せるのか。

③論理的な思考ができているのか。

の3点でした。

 

①については前回の記事で述べております。

ここでは②、③を見ていきます。 

PDCAサイクルを回せるのか。

そもそもPDCAサイクルとは何でしょうか。

 Wikipediaでは以下のように説明されています。

 

PDCAサイクルという名称は、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたものである。

  1. Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
  2. Do(実行):計画に沿って業務を行う。
  3. Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
  4. Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。

この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAサイクルにつなげ、螺旋を描くように1周ごとに各段階のレベルを向上(スパイラルアップ、spiral up)させて、継続的に業務を改善する。

 

例えばここに、大手IT企業を志望しており、サッカー部で全国大会に参加したことを学生時代に頑張ったこととしてアピールしようとしている学生がいたとします。

 

彼は小さいころからサッカーを習って、特にドリブルのセンスが鋭く、試合ではトップスコアラーとして活躍し、高校サッカーでは全国大会にも出場した、という内容です。

 

全国大会で、しかもトップスコアラーだなんて、一見すごい話で関心してしまうかもしれません。

しかし、この話だけを聞いて、十分に彼を採用したいと思うでしょうか。

 

一旦立ち止まって考えましょう。

企業はどんな人を会社に入れたいでしょうか。

それは、端的に言えば「仕事で活躍してくれる人間」だとおもいませんか。

 

ただのサッカーの上手い人、は本当に企業にとって魅力でしょうか。

 仕事でサッカーをさせることはあるでしょうか。

 

少々回りくどくなってしまいましたが、企業は、一発屋や仕事と関係のない才能を持った人が欲しいのではありませんよね。

エピソードを聞くことによって、「再現性をもって」「仕事でも活躍してくれる」ような、そういう人材を探し出そうとしているのではないでしょうか。

 

つまり、先ほどのエピソードを使うならば、

 

・自分の所属していた高校サッカーチームでは全国大会出場という目標があった。

・しかし当時のチームには前にボールを進める力や決定力が欠けていたため、得点を取れずにいた。特にチームにはドリブルで突破できる人間がいなかったため、自分はそれを課題と捉えた。

・そこで①練習メニューでドリブル練習を増やし自身のスキルを高めること、②チームメイトからパスを貰えるよう戦術の議論を毎試合前にすること、を行った。

・結果、突破力のついた自分にパスが集まるようになり、自分を起点に得点シーンを作りだし、トップスコアラーとして活躍した。全国大会への出場を果たした。

 

こんな説明にすれば、

「全体を俯瞰し課題を設定できる」

「その課題に応じた適切な解決策を考案できる」

「他人も巻き込んでそれを実行する力がある」

ことがアピールできるとおもいませんか?

 

そしてこのサイクルは、サッカーだけでなく、普段の仕事にも応用できそうですよね。

要するに、自分はこのステップでものを考えられるよ、行動できるよ、行動して次に生かせるよ、ということが伝わるような文章を心掛けるといいでしょう。

 

即興で作った適当なエピソードなので至らない部分も多いですが、言わんとしていることは伝わったでしょうか。

 

次の記事では③について述べていきます。

 

 

↓ESの参考になるかもしれない本 

内定勝者 私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2019 エントリーシート編